チェックインを待つ小一時間が、旅の輪郭を決めることがある。東京エディション銀座「Sophie at EDITION」でのアフタヌーンティーは、まさにその時間を濃密な体験へと変えてくれた。



訪問時期:2024年10月22日
利用シーン:家族滞在(東京エディション銀座チェックイン前、息子同伴・生後6ヶ月)
予約方法:通常予約
予算帯:6,000円〜7,999円/1人
利用内容:アフタヌーンティー(セイボリー・スコーン・スイーツ)
Bonvoyステータス:プラチナエリート(同日、東京エディション銀座に宿泊)
席に着くとまず運ばれてきたのは、バニラとジンジャーを合わせたノンアルコールカクテル。ほのかな甘さにスパイスの香りが重なり、旅の高揚感をそっと後押しする。続くダージリンのアイスティーで喉を潤しながら、これから始まる皿の連なりに備える時間もまた心地よい。
セイボリーは土地の記憶を宿す一皿ばかりだった。長野県産ベーコンを忍ばせたキッシュロレーヌ、秋茄子とオマールのタルトレットに東京産白味噌を重ねた一品。中でもオールナチュラルビーフのプロシュートに京都産黒七味を合わせた組み合わせは、スパイスの立ち上がりと旨味の余韻が絶妙な均衡を保っていた。
全粒粉のスコーンは香ばしく、お代わりも利く懐の深さ。好みのジャムを選びながら味わう時間には、急かされる気配が一切ない。スイーツは和栗のモンブラン、洋ナシのマカロン、マスカットとシャンパンゼリーと、秋の実りを丁寧に拾い上げた構成。タルトタタンや柿とチーズのタルトも加わり、皿全体の完成度は高い。茶葉のラインナップも焼甘栗の和紅茶やマサラチャイラテなど季節感に富んでいた。
生後6ヶ月の息子を連れての利用だったが、フロアには不特定多数の慌ただしさがなく、ゆったりと腰を落ち着けられる空間だった。スタッフの多くが外国籍で、居合わせるゲストも国際色豊かという環境は、赤ちゃん連れでも肩身の狭さを感じさせない懐の広さがある。ホテルのチェックインを控えた導入としても、気持ちを整えるのにちょうどよい時間だった。
高級ホテルのラウンジ利用と聞くと身構えてしまいがちだが、このアフタヌーンティーは価格・所要時間ともに気負わず楽しめる範囲に収まっている。銀座という立地にいながら、異国に迷い込んだような浮遊感を味わえるのは「Sophie at EDITION」ならではだ。次回は夕方の光の中で、また違う表情を確かめてみたい。
今回のような滞在前後の過ごし方も含め、Marriott Bonvoyのエリート特典やポイント宿泊を軸に据えると旅の設計は大きく変わってくる。
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